白内障について
白内障とはどういう病気ですか?
目の中のレンズ(水晶体)が濁り、眼底の視覚神経まで充分な光が届かず、視力が落ちる病気です。
白内障の症状
かすみ目、太陽の光や車の対向車のヘッドライトがまぶしいといった症状ではじまり、濁りの進行とともに視力が低下してきます。
白内障の治療方法について
目薬での治療方法
現在のところ白内障を完全に治す目薬はありません。
進行を遅らすものはありますので、あまり不自由でなければそれをさして進行を予防するのも良いでしょう。手術での治療方法
現在のところ唯一の根本的治療は、手術で濁った水晶体をとることです。
濁りをとり充分な光が眼底に届くことにより、視力の向上が期待出来ます。当院では点眼麻酔で行い、約10〜15分で終わります。
白内障の手術の方法について
濁った水晶体を、超音波で小さく砕きながら吸引し、取り除きます。
このままでは、手術後にピントが合いませんので、手術終了時に眼内レンズといわれる樹脂で出来た人工的な水晶体を目の中に入れます。
帰宅後は安静にしていただきますが、テレビを見たり、食事を摂ってもらっても構いません。手術翌日に診察に来ていただき、眼帯をはずします。
当院で手術件数の多い「緑内障の手術について」も、併せてご覧ください。
視神経が障害を受け、視野が狭くなり失明にいたる可能性のある病気です。
日本人の視覚障害の原因疾患の第1位といわれています。